あなたは失恋したとき「ちゃんと」悲しみましたか?
それともグッと堪えて普通の日常を繰り返しましたか?
ネガティブな人は
「ちゃんと悲しまずに我慢してしまう」
ことが多いと思うんですよ。
本当は「ちゃんと悲しんで、一旦、彼を捨てる」
ということができれば理想的なんですケドね。
捨てるとは、忘れ去る、でも良いのですが、
どちらかと言うと、付き合っていた時のままの
自分と彼を反芻しない…というのか。
彼を彼のまま心に留め続けての
「自分磨き」や「女子力アップ」に励まない、
ということです。
失恋から得られるものの一つに
「自己のレベルアップ」があるのは確かです。
ただ、それは
「悲しみを封印し、上書きする」
ということではありません。
使い古された表現ですが、まさに
箱の中の腐ったみかん現象が起こるのです。
心は見えないので、どうしても
ぞんざいに扱いがちです。
悲しみをはき捨てるには、悲しみ切ることが
一番の近道です。
悲しみ切ることで、客観性が持てるように
なってきます。
これで「彼」と「あなた」を冷静に
分析する作業に取り掛かることができるでしょう。
もしかすると「彼はそれほどの人ではない」
ということが見えてくるかもしれません(笑)。
例えば、彼との別れの辛さを乗り越え、
自分力アップに励むことは決して悪いことでは
ありません。
ただ、心の中の彼に対して頑張っている自分を
満足するような頑張り方や、どこかしら彼のために
頑張っているあなたは、周囲から見ても痛々しい
感じがします。
現実(別れたこと、悲しい自分)を受け入れず
先に進もうとする、別の行動や思考で心を
誤魔化してしまう、ということは
トラウマの原因ともなるのです。
あなたは、あなたが光り輝くために
自分力をアップし、あなた自身が自分の
魅力に自信を持てるようになることが
ネガティブからも現実逃避からも
脱却できる鍵となります。