ただ、聞くばかりで、あなたが一言も発言
しないというのも不自然でしょう。
そこで、有効な手段は「第三者を使う」
ということです。
Aさんの話がひと段落し、場の話が途切れそうに
なった瞬間などが、チャンスでしょう。
「へ~!それはすごいですね」
「ホント、素晴らしいですね」
など、相手の話で褒めるべき点を見つけ、
素直に感想を伝えます。
さらに「Bさんなら、こういうときどうしますか?」
「Bさんはどう思いますか?」
あるいは「わぁ!それだったらCさんと同じじゃ
ないですか。ねぇCさん?」
という感じで、
話が得意そうな人や話題が関連しそうな誰かに
そのまま話題を提供します。
ポイントは「あなた自身の感想を添えてから振る」
ということです。
そうすることで、あなたは「何を話そう?」と
会話の内容に悩まされることなく、
人からは自然に会話に参加しているように
見えます。
「人は自分が注目されるとうれしい」
という無意識の心理があります。
ですので、話を振る=発言の機会を与える
ようなポジションは、でしゃばった印象を
与えることなく、存在感を与えることになるのです。