最近、「困った時はお互い様」なんていう場面とか、
あるのかなぁ。
この「お互い様」の”お互い”、つまり
相手は誰か?ってことやケド。
何も、今、面と向かっている相手ばかりを
指している言葉ではないっていう認識が、最近では
薄れてきてるような気がするねん。
まぁ、誰かにお世話になって、その相手に直接
恩返しも必要なんやケド、そうできる場面ばかり
ではないからなぁ。
例えば、駅で突然気分が悪くなったとして、
何処の誰かも分からへん人にお世話になったとしたら、
もう、お礼のしようもないわけで。
だから困った時はお互い様の”お互い”というのは、
漠然と不特定多数という価値観も必要となってくる。
自分が助かったこと、嬉しかったことは、
他の誰かにもしてあげる気持ちを持ちましょう、
ということやなぁ。
じっくり考えれば当たり前のことも
普段の生活の中では案外、忘れてしまう
ことも多いよね。