案の定、この欲深い人物も心から疲労困憊
していることもあり「失うものはない」
という結論に達したようや。
ここで注釈を入れると、厳密に言えば、
人は失うものなどない、交換することはあっても、
という考え方がある。
要は、常に人の器と入ってくる量が
比例関係にあるのならば、何かを捨てて
スペースを空ければ、その分、
別の新しい何かを入れることができる、
ということやな。
ただ、私は専門家ではないから、
このことは正確ではないけどな。
で、話を戻すと、その理論を織り交ぜながら
「なので、持っている大切なものは
手放す必要はないので、不必要な我欲から来る
恐怖を手放してみたらどうやろう?」と
提案してみたわけ。
当然、そこに至るまでには、その欲深い人物に、
「何がどう欲深いのか」「どこがどう欲深いのか」
「欲とは何か」「自分の本当の恐怖は何か」
ということを自覚させる必要があったりするねんケド。
当然、本人が内容を理解し納得するまでには
長い時間がかかっているわけやケド、
ここでは割愛してるけどな。
【ーーー続くーーー】