一つ、不思議な現象の話でもしようかな。
これは実際に知人に起こった現実の話やねん。
その人物はちょっと利己的で常に
心の飢餓感を抱えていたわけなんやケド。
つまり簡単に言ってしまえば「欲深い」ということ。
なぜ、そう欲深くなってしまうかというと、
向上心の裏返しみたいなもので、要は
「もっと良くなりたい」と思う気持ちが
強すぎたんやな。
あと「良くなる」の方向性が
ズレていたことが主な原因やった。
もっと分かりやすく説明すると
「良くなる」と言う状態を常に「周囲」という
物差しで測っていたからズレたんや。
「誰かと自分を常に比べていた」ということや。
これだけならまだいいかもしれない。
比べた結果、自分が「負けている」と感じると
「悔しい」という不満を抱え、「勝っている」と
感じると「さらに差を広げたい、まだ足りない」と
満足感がない、そんなことを繰り返す人生になっていた。
で、あまりにそれでは疲れるだろうな、
と思ったので、ちょっとアドバイスしてみたんや。
「ケチケチせずに、与えてみたらどうやろう?」って。
【ーーー続くーーー】