感情は何も、他から与えられるわけではない。
どこまでも自発的なのが感情というもの。
たとえその都度「外的要因」によって
引き起こされた感情だと
言い張ってみても。
結局それを「こうだ」と決定して
感じているのは紛れもない
自分の心だったりするから。
余談やケド。
そのことを忘れる瞬間、
不快な感情が「誰かのせい」や「何かのせい」に
なりやすくなるかも、とは思うねん。
まぁ、不快な感覚が好きな人はいないので
まさか自分自身でそれを生み出しているとは
思いたくない、という防衛本能が働くのかもね。
とは言え。
喜怒哀楽は人の成長に必要不可欠な
感覚やから、そのどれかを無視してしまうと、
自分の本心を知ることができなくなる。
自分の本心に偽りがあると、それはそのまま
現実にフィードバックされるから、結果、
自分の望まない現象と多々出会うという仕組みを
知れば、少しは楽になれるかな。
では、どうすれば本心に出会えるのか、
ということやケド。
まず、何らかの感情が起こったときは、
それを十分に満喫すること。
悲しかったらとことん悲しむ、
腹が立ったらとことん怒る。
そして、その原因の根本を追究することを
忘れたら悩みや苦しみも長引いてしまう。
あので「なぜ、何がこれほどまでに悲しいのか」
という本当の理由を探してみる。
上っ面の定型文みたいな通り一遍等の
理由ではなく、自分にとっての本当の理由。
最初は難しいかもしれへんケド、そのうち慣れて、
本当の自分の心が見えてくると思うから。
その本心にある恐れや不安こそが、
本来の幸せを妨げる要因であることも、
意外と多かったりするねん。
そして、今という瞬間しか手にして
いないと知れば、不安や恐れが幻想の
中にあると理解できるようになると思うよ。