ただ、痛む心に鞭打つような、あるいは蓋をするような
頑張り方は、かえって傷が癒えるのを遅らせて
しまうこともありますので、気をつけてくださいね。
「いつまでもクヨクヨいていられない」と
前向きに頑張ることはとても大切だと思います。
とは言え、とにかく忘れるために、
趣味や仕事や自分磨きに打ち込んだりすることよりも
先に、済ませてておくべきことがあります。
それは「自分の心と向き合う」ということ。
慣れるまでは難しいかもしれません。
でも、「辛い気持ち、悔しい気持ち、悲しい気持ち」
などなど、様々な感情を十分にかみしめることで
傷の痛みは急激に回復します。
例えばもし客観的に「可哀想な振られ方」をしたと
思えるような状況があるとしたら、
「自分は可哀想だ」ということを認識します。
そして、「怒り」や「悲しみ」というような
振られた現実から沸き起こる感情をしっかりと
感じるようにします。
そうして、あらゆる感情を感じきった瞬間に
その辛い気持ちの全てを手放すようにします。
「泣くだけ泣いたら涙もかれてスッキリした」
というような話を聞いたり、実際に経験をした、
なんてことはありませんか?
それと同じで、感じ切ると手放すことは
案外、半自動的に連動していたりします。
とことん感じ切り手放した先に、快晴の
青空の下に伸びるような道が開けます。
「思っていたほど、たいした彼でもなかった」
「やっぱり、私が悪かった」
「運命の別れだ、仕方ない。良い思い出をもらった」
などなど。
どういう結論が見えるかは人それぞれですが、
何らか心に「決着」がつくことでしょう。
そうして「心が決着」してから次に
「さぁ、やるぞ!」とフルパワーで新しい
自分に挑むことが大切なのです。
心機一転とは、新しいことで古いことを
滅するのではなく、一つの物事が終わった先に
やってくる、新しい瞬間なのです。
あなたの傷が一日も早く癒えますように…☆