あなたは「人並み」という幻想に
とらわれていませんか?
独り身なことに悩む人の中には、
「違う」「劣る」と思い込む現実に悩む人も
少なくないように思います。
これは、日本の教育現場において
「横並び」は一つの美徳とさられる反面、
成績に対しては特化することを良しとする。
こういった結果主義教育の矛盾した定義の
刷り込みによるところも否めないとは思います。
さらに、社会的信頼が結婚にある場合。
女性蔑視の風潮が根底に残る環境においては
「適齢期(出産可能年齢)の結婚」があたかも
一般常識であり、人格の基準であるかのような
錯覚すらおこさせるのです。
例えば、結婚や彼氏ができることを
「一つの合格」として捉えてしまうと。
そうでない自分は、人生の脱落者と
なってしまいますよね。
つまり「人並み以下」というレッテルを
自らが作り出す結果となります。
他人事としては、おおらかな気持ちを持って
「それが全ての人生ではない」と理解しても、
自分ごととなると「人並み」というレールに
縛られてしまう…。
人は「安心」を求める生き物で、
安心こそが幸せと定義する心理学者も
多いほど、安心と幸せの関係は深いものです。
しかし、この「安心の行方」をしっかりと
自分自身で見据えておかないと、
幸せを知ることはできないと思うのです。
今、多くの人が自分を中心に世界を見渡し、
「自分とは違う事例を一般的な話」と想定し、
それに自分が当てはまらないことに哀しみ
苦悩しているのが現状です。
運動に向く人向かない人がいるのは
普通だと思いませんか?
それと同じように、結婚に向く人、
向かない人がいるのも普通です。
人並み、一般というレールを外れて、
客観的に自分の人生を見つめてみることも
幸せになるには大切なのです。
漠然と結婚を幸せ(人並み)と捉えるのではなく、
何のために、なぜ結婚したいと思うのか?を
再確認することが必要かもしれませんね。